ビルダーインタビュー

タナカホーム田中社長

地場の力を結集して、お客様が被害者にならない家造りを目指しています

株式会社タナカホーム(宮崎県) 代表取締役社長 田中 靖彦さん
企画・広報 統括責任者 田中 誉宗(やすひろ)さん

【プロフィール】

昭和46年、大工だった先代が宮崎県都城市に田中工務店を設立。昭和57年に先代が急逝し、2代目となる田中社長が27歳で引き継ぐ。約13年前に住宅だけに特化したいとの思いから株式会社タナカホームに改称。3代目の誉宗さんはスモリ工業で修行を兼ねて務めた後に都城市に戻り、現在は主に設計、デザインを担当する。

タナカホームモデルハウス

全国行脚の末に出会ったスモリの家

霧島連山を望む盆地上に広がる宮崎県都城市は、面積では宮崎県最大、人口も南九州では鹿児島市、宮崎市に次いで3番目と、名実ともに南九州の拠点都市です。この都城市で「安心な家を造るビルダー」との評判が高まっているのがタナカホームです。安心のベースとなるのはスモリ工法。その出会いは12年前にさかのぼります。

「もともと他社のフランチャイズに加盟し、高気密・高断熱な家を扱っていましたが、もっと宮崎に適した工法がないかという思いがふくらみました。そこで約12年前、宮崎に合った工法を探す全国行脚に出たんです」と田中社長。

タナカホーム銀我パネル

住宅資材メーカーの案内で巡り会ったのがスモリ工法でした。決め手となったのは“銀我パネル”が南九州にピッタリ合っていたことだったそうです。

「夏はアルミが熱を反射し、梅雨時期の湿気も室内に入ってきません。冬もわずかな暖房で済みます。しかも、実際の家を揺らして耐震性を調べる実験にも立ち会い、台風にも強いことを確信したんです。その後、九州の気候を加味した家を建て始めたんですが、12年ほどたった今、これ以上宮崎に合った家はないと自負しています」

地場へのこだわりを大切に

スモリ工法を得た田中社長は、地場へのこだわりも大切だと考えました。

タナカホーム社長:田中靖彦さん

「その地域を知る工務店が、その地域の気候風土に応じた地場の木を使って、地場で加工して、地場の職人が建てる。それが基本だと思います。地場でのサイクルもできますからね」

田中社長が選んだ地元の木、それはシロアリに強い宮崎産のスギでした。しかも、しっかりと乾燥させて、防腐防蟻処理を行っているため、「シロアリに食べられる要素がない」と断言します。

しかし、納得のいく材を得るには時間がかかりました。乾燥させていないグリーン材を使うビルダーが圧倒的に多かった約10年前、田中社長は材が狂わないようにするには乾燥が大事と考えます。そしてすべての材を買い取る前提で、地場の製材業者に乾燥機を入れてもらったのです。
最初は失敗の連続でしたが、試行錯誤を重ねるうちに精度が高まり、品質も安定してきました。以降、お客様からのクレームがなくなり、今では「タナカホームは少々高いけれど、長い目で見れば安心」と言われるようになりました。

お客様に勉強の機会と納得の見積を

タナカホーム内装

安心な家造りを実現する一方で、田中社長は、お客様が勉強する機会を設けたり、情報発信することも大切と考えてきました。

「多くのお客様が命まで担保にして、長期ローンを組むわけですから、お客様ご自身も責任を持って、正しい家造りを勉強していただきたいですね。そういう意味では我々がしっかり情報発信しないと、長持ちしない家を建てて後悔する被害者がどんどん増えると思います」

そのためタナカホームでは、月に1回は見学会を開催しているほか、家を建てる前のお客様を、上棟したばかりの現場に案内しています。

「他社の家を見ることもお勧めしているんです。すると、いまだに多くの他社が、湿ったグリーン材を使っているのに対して、スモリの家の構造材は乾燥していて狂いにくい上に、プレナーもしっかりかかっていることを理解していただけるんです」

田中誉宗さん

誉宗さんが中心になって、Webサイトの充実にも務めています。「誰もが情報を得ることができるインターネットは、有効な手段」と誉宗さんは語ります。
このようにあらゆる方法を駆使して、後悔しない家造りを提案する一方で、見積書の透明さにも心を砕いています。
「紙1枚で、一式と表現された見積が多い中、ウチはサッシ1本、建具1本と、すべて個別に出していきます。お客様との相談で仕様を決めて、明細に納得していただいた合計金額が契約金額です。数千万円もする高い買い物ですから、すべてを知る権利がお客様にあると思うんです」

また、田中社長は、棟数での背比べをしないことも大事と考えています。と言うのも棟数を追いかけると、お客さんが満足する家を建てるのは難しいからです。注文から半年待っていただくような形になりますが、このスタンスは守ることや、お客様の気持や悩みを理解しながら、安心していただけるように努めることがビルダーの責任と田中社長は断言します。

安心な家と、デザインの両輪で納得の家造りを目指す

タナカホーム:モデルハウス

タナカホームでは、安心に加えて、家のデザインにも力を入れています。デザインを担当するのは主に誉宗さん。

「世代が変わる時代、見た目も大切と考えて、4年ほど前にコージネスデザインという自社ブランドを立ち上げたんです。技術面と快適面はスモリ工法で確保して、それを基軸に機能的なデザインや、居心地のいいスタイルを盛り込みたいと思いました」。

コージネスデザインのモデルルームを見せていただきました。プライバシーを守る工夫がされていたり、室内に自然とコミュニケーションが取れる空間が設けられているなど、考え尽くされた設計でした。たまたま見学にいらっしゃったお客様が、明るい笑顔でご覧になっていたのが印象的でした。

取材中、何度も「お客様が被害者にならない家造りを、地場でしっかりやっていきたい」と語る田中社長と、その隣でうなずく誉宗さん。親子2代のタッグにより生みだされる家は、今後もどんどん南九州に増えることでしよう。

タナカホーム:田中親子

株式会社タナカホーム

TEL:0986-23-0308(代)
住所:宮崎県都城市上長飯町67号1番
ホームページhttp://tanakahome.jp

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CSハウジング株式会社 (静岡県)
代表取締役 原 充保(みつやす)さん

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